早稲田大学サークル大図鑑

初めまして! 1年のライター、ミヨンリヒです。私たち1年生が早稲田大学に入学して早
7カ月。マイルを片手にサークルの情報収集に勤しんでいたあの頃が懐かしく思い出され
ます。誌面に登場するニッチなサークルの数々に驚かされた人も多いことでしょう。とこ
ろで、そんなニッチサークルが実際はどんなサークルなのか気になりませんか?というこ
とで今回は、合計六つのサークルにインタビューをしてみました!

 

1.怪獣同盟

 

〈設立時期〉
40 年前

〈設立経緯〉
『仮面ライダークウガ』や『仮面ライダー響鬼』のプロデューサーを務めた髙寺成紀さん
が学生時代、特撮好きの仲間を集めて作った。

〈活動内容〉
オリジナルキャラクターや映像作品、ヒーローショーの制作。テレビや CM への出演。

〈現在の取り組み〉

早稲田祭に向けた、新キャラクターの造形とヒーローショーの練習。映像作品の撮影。

〈サークルの雰囲気〉
部室では特撮の話題でいつも盛り上がっているが、作業や練習の際は真剣に取り組んでい
る。

〈裏話〉
ヒーローになったとき、すれ違う人たち(特に小さな子ども)が手を振ってくれると嬉し
い。

〈特撮作品の魅力〉
大迫力のアクション。大学生でもハマってしまうほど素晴らしいストーリー。

〈サークルの魅力〉
特撮の話で盛り上がれるところ。造形やヒーローショーといった唯一無二の活動。

 

2.早稲田雪合戦の会

〈設立時期〉
2008 年

〈設立経緯〉
新しいジャンルのサークルを立ち上げようと決めた初代幹事長が、Milestone Express を読
みながら候補を絞った結果、空き缶潰しと雪合戦が残った。雪合戦の方が人が集まりそう
だと判断し、雪合戦のサークルに決めた。

〈活動内容〉
週1の練習。雪玉の代わりに自作のボールを作って使用している。冬には雪合戦の大会に
出場する。

〈現在の取り組み〉
早稲田祭で出店する揚げ餅の屋台の準備。

〈サークルの雰囲気〉
比較的少人数なためアットホームで仲が良い。初代幹事長のあたたかな雰囲気が今も受け
継がれている。

〈裏話〉
去年フジテレビの番組に出演した際、5時間のロケを行ったが、放送時間は2分だった。

〈雪合戦の魅力〉
大逆転が可能なところ。ルールがたくさんあり、戦術が重要になるところ。ポジションに
よってそれぞれに合った輝き方ができるところ。

〈サークルの魅力〉
チームで一つの勝ちを目指すため、熱量を注げるところ。雰囲気の良さ。雪合戦以外の活
動も楽しめるところ。

 

3.ハシビロコウ同好会

〈設立時期〉
2014 年

〈設立経緯〉

「早稲田大学地域猫の会」内のハシビロコウが好きなメンバーが設立した。

〈活動内容〉
上野動物園や千葉市動物公園など、ハシビロコウがいる動物園に行く。他の動物園や水族
館などに行くこともある。活動は不定期(月1程度)。

〈現在の取り組み〉
特になし。

〈サークルの雰囲気〉
生き物好きで優しい人が多く、まったりした雰囲気。

〈裏話〉
ハシビロコウや生き物とは関係なくお寺巡りなどもしている。

〈ハシビロコウの魅力〉
実際に入会して確かめてみてください……

〈サークルの魅力〉
誰でもゆるく楽しめるところ。

 

4.早稲田イルミネーションプロジェクト実行委員会

〈設立時期〉
約 15 年前

〈設立経緯〉
昔は国際交流サークルだったらしいが詳細は不明。

〈活動内容〉
基本的にクライアントから依頼を受けて、イルミネーションを制作する。

〈現在の取り組み〉
今年は大井競馬場からの依頼で馬のイルミネーションの制作に励んでいる。

〈サークルの雰囲気〉
静かめだがアットホームな環境。イベントも随時ある。

〈イルミネーションの魅力〉
綺麗だし冬の風物詩であること。作品制作が楽しいこと。作る側になると全国のイルミネ
ーションの見方が変わること。

〈サークルの魅力〉
全部。サークルメンバー、クライアントのみなさん、制作活動、おしゃべりなど全てが好
きになれる。一生ものの仲間を作れるサークル。

 

5.早稲田大学負けヒロイン研究会

 

〈設立時期〉
2021 年8月

〈設立経緯〉
主宰者が他大学の似たようなサークルの方と話している際に設立した。

〈活動内容〉
年に1、2回の会誌制作。不定期のアニメ上映会。

〈現在の取り組み〉
来年5月開催の文学フリマ東京で頒布する会誌を製作中。

〈サークルの雰囲気〉

アニメや漫画、小説が好きなメンバーが多い。上下関係のないゆるい雰囲気。

〈裏話〉
新1年生がほとんど入らなかったため、後継者不足に悩まされている。

〈負けヒロインの魅力〉
作品の1番の転換点になることも多い、ヒロインが失恋するシーンでのヒロインの心の動
き。

〈サークルの魅力〉
会誌を制作するにあたり、執筆や校正、編集作業を経験できるところ。趣味の合う仲間が
見つかるところ。

 

6.早稲田大学さだまさし研究会

〈設立時期〉

1980 年4月

〈設立経緯〉
ニューミュージックが流行っていた当時、初代会員2人が女子を集めようと立ち上げた。
しかし結局女子は集まらなかった。(諸説あり)

〈活動内容〉

聖地巡礼活動やバンド演奏。

〈現在の取り組み〉
早稲田祭でのバンド演奏に向けた準備。

〈サークルの雰囲気〉
行動力があって個性的な人が多い。いろんな個性を包み込む柔らかさがある。

〈裏話〉
さだまさし研究会はさだまさしさん公認。さだまさしさんのライブでは、さだまさしさん
のファンに写真を頼まれることもある。

〈さだまさしさんの魅力〉
人間味のある曲が多いこと。トーク上手で人柄も魅力的。

〈サークルの魅力〉
いつもあたたかく居心地が良い。40 年前の会員との交流もある。

 

 

いかがでしたでしょうか? 筆者は早稲田のサークル文化の魅力を再発見することができま
した。どのサークルにもそれぞれの色があって素敵でしたね。熱をもって自身のサークル
について語ってくださった皆様の姿は、非常に印象的でした。インタビューへのご協力、
ありがとうございました!
そして、早稲田にはまだまだ興味深いサークルが数多く存在しています。今後もどんどん
紹介していきたいですね。それではまた次回でお会いしましょう!