コミュニケーションの秘訣10+1選

¡Hola! これが我が初めての記事となります。2年生ライター、名前を会話鳩と申します。以後お見知りおきを。

 

コミュ力がほしい。そう思ったことありませんか。突然ですが、人の悩みの8割は人間関係だと言われています。断言します、人間関係の悩みはコミュ力で全て解決できます。

 

まずコミュ力とは何でしょうか。人によって定義は多少異なると思いますが、この文章では簡単に「誰にでも普遍的に通用する会話能力」と定義します。友達、恋人、サークルの人、会社の上司、部下、たまに会う名前の知らない遠く離れた親戚……。誰とでも仲良くなれる人にはコミュ力が備わっているわけです。そんなもの先天的なんじゃないの?センスだろバーロー。いえ、そんなことは断じてありません。後天的に絶対に身につけられます。まだまだですが、かく云う私もガチのコミュ障だったので。

 

高校生までの自分はダメダメでした。初対面の人には顔を赤らめ、会話はいつも話の終着点がわからず微妙な空気。仲の良い人が前にいても自分の知らない人と話していれば、下を向いて早々に通り過ぎる……。しかし、このままではダメだと思い、コミュニケーション、雑談の本を読み漁りました。15冊は読んだはずです。そこから私は紆余曲折ありつつもコミュニケーションの型を身につけることができました。大学では良好なスタートダッシュ。今では友達の友達でも簡単に仲良くできます。初対面は自分にとってはカモでしかありません。お互いにそれまでの印象が無く、ゼロからのスタートなので良い印象も与えやすいわけですから。

そんなコミュニケーションのノウハウを、厳選に厳選を重ね、50のところを10+1選に凝縮しました。10選にしようかと思いましたが、+1はどうしても自分が伝えたかった部分なので追加しました。これらは会話のかの字に当たる部分なのでしっかりと身につけてほしいと思います。ではいきましょう。

 

1.面白い話はしなくていい

コミュニケーション能力が高い人は話が面白い、そんな考えを持っていませんか。たしかに話が面白い人もいますが、よく話し方を観察しているとそうでもないとわかります。実際、ツッコむべきタイミングにツッコむなど、適切な相槌を打って笑いをとっていることが多いです。自分が面白いと思って話しても、必ずしも聞き手に刺さりません。少し辛口になってしまいますが、面白いことを言ったつもりになっている人が一番扱いづらいです。特にオチのところで自分で笑うのはアウト。会話の大半は目的のない雑談です。これは大切な考え方なので一番上に書きました。

 

2.左目を見て話せ

目を見て会話をしましょう。横並びで歩いているときは適度に顔を話者に向ければ大丈夫です。目を見れない……という方は目と目の間を見るだけで構いません。対面で座っている場合を想定してください。向き合っているときは目線が目と水平になることが重要です。たとえ目と目の間でも相手からは目を見ていると思われます。しかし、注意。目を見つめすぎると相手に威圧感を与えてしまいます。体感としては、2〜3秒合わせてずらす。これがベストな時間だと思われます。そして目を見れる人は左目を見ること。一説によれば左目は右脳とつながっており、右脳は感覚をつかさどっているとのこと。左目を見ることで感じの良さを伝えられるわけです。

 

3.相手の感情を言語化しろ

人は自分に好意的な人を好きになります。相手に味方だと思わせましょう(笑)。そのためには相手が潜在的に感じている感情を言葉に出してあげること。例えば、レストランに入って注文したにもかかわらず、いくら待っても頼んだものが出てこないとき。「なんかくるの遅くない? もう1回呼んで確認してみるね」。みたいな感じ。気遣いと似ているかもしれません。相手が思ってそうなことを言うことで、自分と同じことを思っているで好感を持たせます。

 

4.同じ言葉を使え

ダメな具体例を書きます。A「今X見てたんだけど、俳優の○○が結婚したらしいよ」B「まじで!? 今X見てたんだけど、俳優の○○が結婚したらしいの!?」はい、これではオウム返しすぎます。この話し方をすることの目的は相手に話を聞いていると思ってもらうためです。Aのセリフを簡単に品詞分解すると「(今X見てたんだけど(話の枕詞))(俳優の(修飾語))(○○が(主語)(結婚した(述語))(らしい(推定の助動詞))(よ(終助詞))」です。Aが一番伝えたかったのは主語と述語に当たる○○が結婚したということ。この場合は一部を切り取り「まじで!? ○○結婚したんだ!?」とするのが正解です。反応もできる限り大きくしましょう。

 

5.スマホをいじるな

これは飲み会や1対1で食べているときに注意したいことです。サシなら机上に出すこともやめましょう。これはファビングと言われています。バージニア工科大学が100組を対象に行った研究があります。二つのグループに分け、初対面の相手と10分間会話してもらうというもの。終了後、参加者に会話とその相手について印象を答えてもらいました。するとスマホをテーブルに置いたり、操作していた人はペアからの親密度は低く、関心も低くなってしまったそうです。スマホは自分の視界に入るだけで集中力が低下してしまうので目につかないところにしまっておきましょう。逆を言ってしまえば興味の無い人にはあえてスマホを積極的にいじることで遠ざけることも可能です。普段はやめておきましょう(笑)。

 

6.眉毛を動かせ

表情筋を動かそうということです。怒っている人のイメージを検索してみてください。口を大きく広げ、眉を逆ハの字にしている人が大量に出てくるはずです。一方、悲しい顔と検索すると口を閉じ口角は下がり、眉毛はハの字の画像が出てきます。感情を効果的に伝えるために表情筋を動かしましょう。例えば、相手の話が聞くに堪えない話だったとき「えー、かわいそう」と言いながら眉をひそめます。こうすることにより相手が自分の話を聞いてもらえていると思ってくれます。

 

7.笑顔で話せ

 

仲良くなってもらうには親しみを持ってもらうことが重要です。警戒心を解く。そのための手段として笑顔は有効です。ぶすっとしている人よりニコニコしている人の方が話しかけたくなりますよね。笑顔の練習は鏡の前でできます。ハリウッド笑いという方法がおすすめです。調べると方法が出てくるのでぜひ。

 

8.否定をするな

普段の会話だけでなく、特にグループやペアで作業をしているときに注意しましょう。否定をしたい場合はいったん相手に共感を示しましょう。相手の発言に反駁したいときは「△△の部分そうだよね、めちゃわかる。でもこれは自分の主観なんだけど◇◇より▢▢の方が正しいのかもなって思った」のようにオブラートに包んで言うこと。「あくまで」や「主観なんだけど」など相手に反論を許す言葉をつけることで言い争いを回避できます。案外優しく言った方が自分の意見を受け入れてくれる確率が高いです。

 

9.話を極限までカットしろ

これは自分が一番気をつけていることです。いらない部分をカットするということ。「あのさあ前にあそこのカフェ行ったんだけどマジで神でさあ店員の態度も良いしえっとね席もめちゃふかふかで良いしあれも~」。これでは長ったらしく聞く方も飽きてしまいます。ここでオッカムの剃刀が活躍します。「ある事象を説明するために必要以上に多くの仮定を用いるべきではない」ということ。簡単に言えば不必要な説明を省けということ。「あそこのカフェめちゃ良かった。まず店員の態度が神。愛想良すぎ。あと席も座った瞬間に立てなくなるぐらいふかふか。あとは~」という感じでしょうか。最初に結論を言い、冗長な部分を削り、そしてその内容を順番に説明する。これはビジネスシーンでも有効な話し方です。「えーっと・あの」というような言葉も極力出さないようにしましょう。フィラーと呼ばれています。

 

10.質問には2語以上で返せ

サークルの例を出してみましょう。A「何のサークルに入ってるの?」B「サッカー」。はい、あまりにも返答が単純です。まるで一問一答問題集のよう。こんなんで盛り上がるわけがありません。「サッカーだよ。活動場所が吉祥寺だから月曜の4限出てたら絶対間に合わないんだよね」などと言いましょう。話題を続けやすくなります。この場合だと活動場所が吉祥寺と話に意外性を入れることで相手が質問をしやすい流れを作ることができます。

 

+1.会ったら必ず話しかけろ

特に大学ではこれに気をつけるだけで変わります。周りの友人から聞くのは、前まで必修の授業で話していたけど授業がかぶらなくなって見かけても話さなくなった、サークルではたまに話すけど、同じ講義では会っても話さないというパターン。絶対にやめてください。せっかく築いた関係が気まずくなったり無に帰してしまうのは悲しいことです。アメリカの心理学者であるザイオンスが提唱した単純接触効果があります。有名なので知っている人も多いことでしょう。接触した回数が多ければ多いほど好感度が上がるということ。たとえ、最近話してないな……という人をキャンパスで見かけても話しかけるようにしましょう。話しかけられて嫌な感情を覚える人はそうそういません。イヤホンをしている場合は話しかけませんが。私自身、この前キャンパスを歩いていたとき。1年前にサークルの新歓で一回だけ話したことのある人を見かけました。相手の印象は自分の中で良かったので話しかけました。最初は「え、コイツ誰だっけ」みたいな反応でしたが無事思い出してもらえました。インスタを交換して解散。バイトを終わらせ帰宅後スマホを覗くと一件のDMが。「今日話しかけてもらえてすごくうれしかった。今度飲みにでもいかない?」。これ言われてめちゃうれしかった。緊張したけど話しかけた甲斐があったぜ。

 

 

長くなってしまいました。これでも自分自身反省の毎日です。あのときにこう言うべきだった。言わないべきだった。しかし、こうして修正に修正を重ね努力した結果、確実に知り合いは増え、人との関係値は深まっています!気が向いたら第2弾も書くかもしれません、では。