合宿免許に行ってきた

はじめまして、ライター2年の下の中トロです。長かった夏休みも終盤に差し掛かり、そろそろ秋学期が始まろうとしていますがみなさんいかがお過ごしでしょうか。私は先行履修登録を忘れ、必修英語を取り損ねました。くそが。さて、今回は夏休みに行ってきた合宿免許について書いていこうと思います。これから免許を取ろうと思っている人、合宿免許に興味がある人はぜひ参考にしてみてください。

 

Day -1

 Dayマイナス1と聞き、「ん?」となる人もいると思う。しかし、この日は私の20歳の誕生日だったのである。この日は土用の丑の日だったこともあり、親に鰻をごちそうしてもらった。

 

 なんだ、ただの飯テロかよ、と思ったそこのあなた、ちょっと待ってほしい。鰻は確かにおいしかったが、ここで頼んだレモンサワーがダメだったのだ。20歳になった私は初めて(噓じゃないよ?)お酒を注文してみたが、安い居酒屋と違い、しっかりした店であるからだろうか、アルコールが濃く潰れてしまった。翌日になっても体調は良くならず、私は二日酔いのまま合宿免許に行くことになった

 

Day 1

 二日酔いのまま、私は高校の同級生とともに東京駅から山形駅へと向かった。もちろん上級国民なのでグリーン車(事前予約でチケットが安く取れただけ)。ゆったりした席で優雅に駅弁でもいただこうかと思っていたが、全くそんな余裕はなく、窓の外を見ながらぐったりしていた。許すまじ、二日酔い(自業自得)。

 山形駅に着いた後、同じ日に入校する人たちと集合して、教習所へと向かった。同日入校は私たち含め8人であった。

 

教習所に着くと入校の手続きをし、適性検査が行われ学科を1つ受けた後、すぐに運転させられた。まさか初日から運転させられるとは思っていなかったのでびっくりしたが、マリカーでの事前練習が功を奏したのか、意外とうまく運転できた。ありがとう、マリオカート7

 

 教習を終えると、14泊を共にするホテルへ連行された。部屋に入ると、ブーンという羽音とともに謎の虫の歓迎を受けた。もうこの時点で帰りたくなった。勘弁してほしい。夜ご飯は定食のような感じで普通においしかったので何とか持ち直した。

 

このままの調子でいけばよかったのだが、熱すぎる露天風呂に全身を焼かれ、また帰りたくなった。

 

Day 2-5

 

 

教習の空きコマに仮免試験の勉強を進める毎日。教官からは「3周やれ」と言われたが、結局2周しかやってない、ごめん。

 

 

 

教習所内のコース。信号の切り替わりが速すぎて難しい。

 

 

ホテル近くの広場でやっていたお祭り。よくわからない何かを食べた。おいしかった。

 

Day 6

 この日は午前で教習が終わったので、午後は山形駅周辺で行われる花笠まつりを見に行った。昼ご飯に冷やしラーメンを食べた後、まだ花笠祭りが始まるまで時間があったので暇つぶしにレジャー施設へ遊びに行った。ただこの日は仮免試験前日。何か試験の練習になるものはないかと探していたところ、ちょうどいいものを見つけた。そう、頭文字Dである。ボウリングでの満点祈願もうまくいき、花笠まつりも見ることができて良い息抜きとなった。

 

 

 

 

Day 7

 いよいよ仮免試験当日。問題集はしっかり2周したし、昨日は頭文字Dでのイメトレもしたので準備はバッチリ。いや全然バッチリではない。何がバッチリだよと思いながら教習所へ。

 最初は技能試験。検定員の指示に従って教習所内のコースを走る試験である。中盤までは順調に進み、1つ目の難所、クランクへ。ゆっくりではあるもののなんとかクリア。そして、2つ目の難所、S字カーブへ。クランクよりS字の方が苦手であったので緊張していた。そしてやらかしてしまう。まさかのS字カーブ内でブレーキとアクセルを踏み間違えてしまった。慌ててブレーキを踏んだのでなんとか脱輪はせずに済んだが、頭の中に「延泊」の2文字が浮かんだ。その後は何事もなく、無事合格

 次は学科試験。50問中、45問以上正解で合格。何問かわからない問題もあり少し焦ったが、結果は……

 

 

48/50で合格。仮免許を取ることができ、一件落着。

 そう思っていた時期が私にもありました。仮免許を取ったのも束の間、すぐに路上教習が始まった。いきなり公道。時速60km。速い、速すぎる。法定速度で走っているのに遠ざかっていく前方車両、そして後ろから詰めてくる後方車両。この世の中、法定速度を守っている車が少なすぎる。私は何とも言えない気持ちになった。恐らくこの日が合宿免許中、一番疲れた日であろう。

 

Day 8-12

 

教習所の休憩室で見るヒルナンデスが唯一の至福だった。

 

これを初見で読める人はいるのだろうか。

 

救命の学科で使う人体模型。腕だけ段ボールに詰められていてホラーだった。

 

指導員「ほら、あれ緑の電柱ですよ」

ワイ「みたいですね」

指導員「たけぇ(竹)ですね」

ワイ「はい(High)

スルーされました。

 

Day 13

 合宿免許中、唯一のオフ。私たちは蔵王温泉へと向かった。

 

 

高湯通り。硫黄のにおいがすごかった。

 

 

 

 

UNITE CAFEで休憩。このくるみソフトが滅茶苦茶おいしい。雰囲気の良い部屋もあり、展望台からの眺めも良く満足。

 

 

 

近くの温泉施設へ。山形名物の肉そばも。

 

Day 14

 教習が早く終わったので、山形駅近くの花火大会を見に行った。明日はいよいよ卒業試験。

 

Day 15

 卒業試験当日。卒業試験は仮免試験とは異なり、技能試験のみである。教習所内で方向転換か縦列駐車のいずれかを行い、路上で指示されたコースを走行、また駐停車を行う。正直、仮免試験よりもこちらの方が幾分か簡単であったので特に緊張もせずあっさり合格。同じ日に入校した人たちも全員合格していた。めでたしめでたし。

 

Day 52

 卒業後、地元で受験する本免学科試験にも無事合格して、とうとう免許をゲットすることができた

 

いかがだったでしょうか?初日は正直早く帰ることしか考えていませんでしたが、なんだかんだ言って楽しく、卒業試験が終わった後は少し名残惜しさも感じてしまいました。通いと合宿、どちらにもメリットデメリットあると思いますが、楽しく免許を取りたいなら合宿免許一択でしょう。どちらにしようか迷っているそこのあなた、ぜひ合宿免許へ!