金欠大学生、還付申告をする。

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初めまして。ライターの居間です。本サイトe-mileの中の人をやっています。

 

弊サークル早稲田大学マイルストーン編集会は、早大生のための総合情報誌「MILESTONE EXPRESS」を出版しています。そう、「早大生のための」サークルです。もちろんこのe-mileマガジンでもより早大生のためになる情報を発信したい……!

 

そこで、今回は意外とみんながよくわかっていない税のお話をします。

そろそろ11月のシフト提出も締め切る頃合いです。1年間のお給料の合計も見通しが立ってきたのではないでしょうか。特に年末は高確率でお金が返ってきます!

ひょっとしたら、あなたのお金も戻ってくるかも……?

 

「103万」は何の壁?

 

そもそも「103万の壁」が何かよくわかっていないという方もいると思いますが、もし壁を超えたらどうなるのでしょうか?

年間給与合計103万円という金額は、所得税が非課税になる最大限度額です。

つまり、103万円を超えたら超過分に所得税が発生します!

逆に言えば103万以内ならば、税金は取られないはずなんですね。

 

それなのに!勝手に!会社が!私の存在しない所得税を納めるんですよ!

 

これが、源泉徴収というやつです。

私のバイト先は、給与額に関わらず源泉徴収で所得税を引いた額を給与として振り込んでくるので、本当は非課税なのに税金が取られてしまっているんです。

本来は年末調整と言って、年末に源泉徴収額とその年の正確な所得税額との帳尻を合わせる手続きが会社でできるのですが、どうやら自分で言わないとやってくれないらしいです。

私は昨年の年末調整を頼まなかったので自分で申告する羽目に。

勝手に取っておいて、こちらから言われなければ返金してくれないなんて誠にけしからんシステムです。

 

そんなこんなで自分で確定申告をする羽目になったのですが、お金を返してもらうだけなので確定申告期限を過ぎても特に問題がなく、あれよあれよと先延ばしにしていたら10月になっていました。

 

説明が長くなりましたが、実際に還付申告をしてきたので、存在しない所得税を取り返したい方はご参考までに読んでください!

 

 

 

困ったらとりあえず税務署に行くべし

還付申告は、確定申告とほとんど同じシステムです。

特に特別控除や配当所得等がなければ、アルバイトの大学生の場合は、必要な書類は源泉徴収票と確定申告書のみ。

郵送、窓口での紙での申請はもちろん、今はe-taxという電子申請も可能です。

紙媒体での申請は、還付まで1カ月から1カ月半かかるのに対し、電子申請では3週間で振込がされます。

諸事情で11月5日までにお金が欲しかったので電子申請をしました。

 

……しかし!

e-taxの申請には、通常マイナンバーが必要です。

 

特段理由はありませんが、私はマイナンバーを取得していないので、マイナンバーがなくてもできる「ID・パスワード申請」を利用することに。

直接自分で税務署に行き、専用のIDとパスワードを発行するものです。

 

思い立ったら即行動!

大学帰りに途中下車し、税務署に行ってきました!

駅から10分ほど住宅地を歩き、やっと見つけました。行政機関なのに大通りに面しているわけでもなく、こんなわかりにくいところにあるのかと心の中でぶつくさ垂れながら辿り着きました。

 

税務署というところに初めて来たのですが、ちょっと外観が警察署すぎる。

公的機関ってどこもこんな見た目なんですかね。

そして中に入ってみると、見た目のわりにかなり狭い。

クリニックの待合室くらいの規模感です。

 

雑感はさておき、この日は予約も何もせず、何なら自分の移住地の管轄外でした。

しかし、IDとパスワードの発行だけなら提出先と違っても良いらしいので受付で要件を伝え、待機。

「15分ほどお待ちいただきます」と書いてある札を渡されましたが、2分ほどで呼ばれました。

用意されたパソコンに自分で打ち込むスタイルで、職員さんに色々言われながら個人情報を打ち込みすぐにプリントアウト。

パスワード入力中も普通に覗き込まれていたけれど、そこは気にしないでおきましょう。

プリントされたものがこちら。

 

 

この紙と簡易的な説明資料を渡され、手続きは終了。

なんと滞在時間は、たったの12分でした。

こんなに早く終わるならもっと早く来ればよかった。

若干の後悔を胸に抱きながら帰路に着きました。

いざe-taxとご対面

帰宅。

早速手に入れたIDを手にレッツ還付申告。

待ってろ私の𝑴𝑶𝑵𝑬𝒀。今助けてやるからな。

 

無事確定申告コーナーにログインし、源泉徴収票を見ながら給与合計額と源泉徴収額を打ち込むだけ!

私はアルバイトを複数掛け持っているので、源泉徴収票も複数ありますが、打ち込めば勝手に計算してくれます。

ここで一つ注意すべきは、給与額計算時点で基礎控除額55万円は差し引かれるため、計算結果は「給与合計-55万円」で表示されます。

 

給与合計と源泉徴収額を算出したら、控除も何もないのでひたすら進むだけ。

そして!

 

 

出ました!還付金額!

放置している間に諭吉が栄一に、一葉が梅子になっていました。

 

振込先の口座を入力し、無事還付申告は終了。

3週間後が楽しみです。

 

いかがでしたでしょうか。マガジンとは思えないド真面目記事ですが、きっと誰かの役に立つと信じております。

なお、103万円以下ならば絶対に年末調整をしたほうが楽です!

会社によって、やってくれるところとやってくれないところがあるかもしれませんが、まずは自分から偉い人に頼んでみましょう。

また、還付申告は5年前まで遡れますから今まで所得税を納めっぱなしだった人も取り戻せるかもしれません。

お金は大事ですから1円たりとも取り残さずにいきたいですね!

それでは、またe-mileでお会いしましょう。

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