お初にお目にかかります、ライターのクリーム早田です! ツラい試験期間も終わり、皆様は夏休みを満喫していらっしゃるでしょうか? 最近はどこに行っても蒸されるような暑さで体がサラダチキンになったような心地がしますね〜。今年は6月くらいからもう暑かったと思います。僕らはその蒸し暑い試験前の期間を使って横浜から江ノ島まで徒歩で小旅行を敢行して参りました。暑さを避けるため夜中に出発したのですが、道中いろんな出来事がありましたのでその一部をお送りさせていただきます〜。
出発
6月某日、我々有志のマイル員5名は横浜から江ノ島までの約25kmを歩くために早稲田周辺に集まりました。なんでそんなことをするのかですって?
それは「本庄〜早稲田100キロハイク」、通称100ハイの予行練習のためです! 今年の100ハイは体調不良で参加を見送ったのですが、やはり参加することを諦めきれず……。朝井リョウさんの『学生時代にやらなくてもいい20のこと』を読んだ中学生時代から、100ハイへの思いは冷めることなく心の中で燃え続けています。皆様の中にもこの本を読んで100ハイに参加したいとお思いになった方も多いのではないでしょうか。マイル員の中にも100ハイに参加したメンバーは多くおり、e-mile内にも「100ハイ体験記」として記事が掲載されています。ぜひご覧ください!
閑話休題。我々は25kmを歩き切らなければならないので、マクドナルドで腹ごしらえをすることに。僕はいつものチキンフィレオとマックシェイクを注文。好きなものを食べて英気を養い、帰宅する他のマイル員に見送られつつ横浜駅へ移動しました。横浜駅ではすでに映画を観ていたメンバーが痺れを切らして私たちを待っていました。一緒に映画を観ていた友達も偶然マイル員だったので、「お前も江ノ島まで歩かないか?」と鬼のような勧誘を行ったものの、あえなく振り切られてしまいました(泣)。
22:00、人生で初めて訪れる横浜を味わう暇もなく、長時間になる徒歩での小旅行が幕を開けました。最初のほうはモバイルバッテリーを持っているかなど、他愛のない話をしながら珍しい建物や川の流れを見たり、まだ明るい横浜の夜景を全身に浴びたりしていました。

23:00、少し歩くと閑静な住宅街になり、話し声のトーンを落としながら歩みを進めていると、何やら怪しげな小道が。背丈ほどの朱色の鳥居が我々を呼んでいるように感じたのは、深夜だったからなのか、なんなのか、不思議ですね。

23:30、行き交う人も少なくなり、街も寝静まったと思われた頃、一度目の休憩をとりました。オアシスのように感じるサミットでは冷房に感謝をし、給水をしてアイスを購入しました。僕はこのときに後輩から貰った謎のエナジードリンクを飲み干しました。そのせいで少し元気になって「次のガソリンスタンドまでダッシュな!」と、体力を大幅に消耗してしまったのは内緒です(笑)。また少し歩き出すと永田ICに到着しました。美しいコンクリートの造形が、非日常を感じさせてくれて新鮮でした。この辺りで少しずつ疲れが見え始めましたが、まだまだ元気に歩き続けます。

24:00、弘明寺観音通りに到着。大岡川沿いを歩いていた一行なのですが、暗闇に煌々と光るアーケード商店街を見つけテンションブチ上げ↑↑でした! ここでほとんど全員が靴紐を結び直していました。靴紐が解ける時間帯なのでしょう。あと無性にラーメンが食べたい感覚に襲われていました。このとき話していたことは、お世話になった先生の話とかでしょうか。センセーショナルな話でした、ナンチャッテ。
01:00、上大岡駅に着きました。日付も変わり、一区切りついた感じがありました。時間帯的にも一杯ひっかけた方を多く見かけ、賑やかな感じでした。ここではまた街灯が増え、明るい街並みが眠い目には少し眩しかったです。僕はこのあたりで下を向く頻度が増えました。しかしそれが悪いことだけではないのは深夜散歩の醍醐味。横浜のマンホールのデザインはかっこいいと気がつくことができました。

02:00、ここで二度目の休憩。お腹すいちゃったんですよね、やっぱり。腹が減っては深夜散歩ができませんから。サンドウィッチよりは消化にいいかなと思って、おにぎりを購入。完歩を想定した予祝で赤飯のおにぎりを食べました。今考えるとこの辺が元気のピークだった気がするので、普通に失策だった可能性も否めません(泣)。
03:30、大船駅に到着。もう足の裏には感じたことのない痛みが押し寄せていました。僕だけが過剰に痛がっていたので、きっとコンディションが悪かったんですね。しかしそれをカバーするだけの準備がそこにはありました。しっかりと準備していたエアーサロンパスがここで活きてきます。効果はというと気持ち程度。準備したものが活用されているというその一点だけでなんとか、足の痛みを抑え込んでいました。多分プラシーボ効果だと思います。

04:30、「やうやう白くなりゆく山ぎはすこしあかりて」を完全に視覚で捉えることに成功しました。柏尾川に沿って歩いていた期間は、まーじでキツい時間帯だったっす。足の痛みは治らないし、歩くスピードで遅れを取るしで本当に疲れていました。少しでも気持ちを楽にするためにスキップで移動していたのですが、これが予想以上に楽でハマってしまいました。傍から見れば変な人であったことには疑いようがないでしょう。しばらく僕以外は全く問題なく洋楽の話などをしていたのですが、三度目の休憩を取るタイミングでアクシデントが。そう、友人のリュックに小鳥の落とし物が当たってしまったのです(ここ、後編への伏線です)。急いで四次元ポケットの如きリュックからウェットティッシュを差し出しましたが、友人はガン萎えでした。
05:00、峠を越え(物理的にも精神的にも)旅の終わりが近づいてきました。この辺から潮の香りを感じ始め、足取りも軽快になり始めました。道中のトンネルに惹かれたり、小川のせせらぎに耳を傾けたりする余裕も出始めました。ただ、もう着いてしまうのかと少し寂しい気持ちがしていたのも事実です。

05:30、とうとう江ノ島が眼前に迫ってきました! 波の音が聞こえ、江ノ電の線路も我々の完歩を待ち侘びるゴールテープのように感じました。横断歩道を渡ったのち、目の前に広がるパノラマをしみじみと見つめていました。一通り満足感を味わった後は、せっかく海へ来たのでもちろん海へ入りました。流石に早朝の海は驚くほど冷たかったです。ルイボスティーを飲みながら裸足になったのですが、流石に早朝の海は冷たかったです。意外と夏は遠くにいたようです。でも長距離歩いた素足で砂浜を歩くと、少しだけ足の痛みが回復した気がしました。
まとめ
完歩した感想ですが、まずは大学生らしいことしたな〜という印象を真っ先に受けました。くだらないことに時間を使える。それに付き合ってくれる仲間がいるというのは、大学生の期間しかできないかけがえのない体験だったように思います。あと地味に出費が痛かったですね。カロリーの消費が割と大きかったのか、ちょこちょこ食べ物や飲み物をコンビニで買ってしまったのは痛手でした。反省点としては25km程度で音を上げているようでは100ハイなんか完歩できるわけないということです。衰えか、体調不良か、またはその両方かわかりませんが、次回までには完璧に仕上げて臨みたいです。他にも深夜に散歩した記事は同じくe-mileに掲載されている「高田馬場からお台場まで深夜ウォークしてみた」にございますので、ぜひご覧ください!
くぅ〜疲れましたwこれにて完結です! というわけではなく、タイトルからお察しのとおり、早朝の江ノ島を満喫した後編がございます! いつ更新になるかは不明ですが、次回の深夜江ノ島散歩(後編)でお会いいたしましょう! ではでは!
