大学生が単位を落とした後にやるべきこと!

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みなさん初めまして。ライターの小枝です。

とうとうやってきてしまった成績発表の日! 成績発表につきものなのは、そう!「落単」ですよね! ……フル単だった? はいはい、すごいですねー。スベってますよー。

 

そこで今回は特別に、「落単したときにまず何をすべきなのか」を、ある学生の体験をもとに伝授したいと思います! だからフル単だって? 恥ずかしがらなくて良いですよ! 落単は誰もがやらかすことですから! それでは、まず初めに、不幸にも単位を落としてしまった学生の朝の様子をご覧ください!

 

~2024年9月2日・某所~

ある1人の大学生がPCの前で鎮座していた。時刻は8時58分。成績発表の2分前である。……大丈夫だ、問題ない。緻密に練られた完璧な時間割、そして試験1週間前からの詰め込み勉強により約束された勝利の単位。Xに落単を匂わせるポストを投下してわずかないいね稼ぎを行い準備万端。時はきた、いざ成績照会ッ……!

やあ!

燦然と輝く「F」の文字、なんとその数二つ! 大量落単を覚悟していた者にはともかく、勝利の確信を抱いた人間にとってはあまりにも痛い4単位! 奇しくも多くの小中学生が夏休みを終え絶望と悲しみに暮れていた日に。早大生ならば残りの夏休みの長さに歓喜するはずの日に! 大学生はもはやこれ以上の抵抗は無意味であることを悟った。しばし画面の前で放心すると、そっとPCを閉じたのであった……。

~終~

小枝「はい、見事にやってしまいました。話は逸れますが、成績を見る前に死亡フラグを立てまくっていたのが落単の原因な気がしますが、マザラシさんはどうお考えですか?」

マザラシ「どう見ても勉強不足です、本当にありがとうございました。マイルストーン編集会のマスコットキャラクター、マザラシです。ここからは2人体制でお送りして参ります。聞き役が欲しいと筆者に言われたのでやって来ましたよ。」

小「……そういう考え方もありますよね。」

マ「おい。それで、落単したことがわかったら何をすれば良いんですか?」

小「そうですね、まずは落ち着くことが重要です。パニックになって教授にお祈りメールを送ったり、Xに成績開示のスクショを投下してしまう人がいますが、後でやりましょう。」

マ「お祈りメールは送っちゃいかんでしょ。落ち着くための具体的な方法は?」

小「腹が減ってはなんとやらと言いますし、これを食べると良いと思います。」

マ「は?」

小「ガリガリ君とかのほうが良かったですか? それともハーゲンダッツ? わがままだなあ。」

マ「食っとる場合か。何一つ問題が解決してないんですが。」

小「騒いでも落とした単位は返ってこないので仕方ないです。頭を冷やしつつ糖分も補給できるので意外と効きますよ。」

マ「腹は冷えても頭は冷えないだろ……。」

小「まあまあ、大事なのはこれからです。次は秋の履修を組まないといけません。落単したことを忘れて科目登録したら大変です。」

マ「真面目な話になりそうで良かった。春学期の時点で秋学期の時間割を作っててもパーになっちゃうもんな。それにうっかりドハマリの授業に申し込んだらヤバいね。」

小「そ・こ・で! 履修を組むのに良い雑誌があるんです!」

小「授業の情報だけではなくサークルにゼミ、ワセメシの情報まで網羅して700円! 急いで買わないと!」

マ「早稲田のお店で使えるクーポンも付いてるよ!」

小「……ともかく、難しい授業を取らないようにしましょう。単位を落としているのに更なるリスクを負うわけにはいきません。」

マ「株と違ってリスクを負ったからって余計に儲かるわけじゃないからね。同じ2単位だし。」

小「そういうことです。それでは次のステップに進みましょうか。出かける準備をしてください。」

マ「お、何があるのか楽しみになってきた。」

小「居酒屋にやって来ました。」

マ「どうしてこうなる?」

小「嫌なことを忘れるにはアルコールが一番効果的ですよ!」

マ「1年が無理なことを勧めるんじゃない。」

小「おいしい料理だってありますよ。ほら。」

マ「そういう問題ではなく。」

小「鶴亀八番はだしまき玉子が有名ですが、個人的にオススメなのはこのカレー風味のネギマヨ餃子ですねー。」

マ「確かにおいしい。だけど、こんな呑気に飲んでる場合か?」

小「夏休みはまだ始まったばかり、2週間も残ってます。今の内に遊んで気持ちをリフレッシュしないと。」

マ「何言ってんだ。そんなんだから単位を落とすんだろ。」

小「大学が始まったらリアペにレポート、バイトに試験に親からの無形のプレッシャー……色々なことに追われますからね。単位を落としたことは忘れましょう。」

マ「忘れちゃダメだろ。危機感を持て。」

小「危機感を持った所で夏休みにやれることはたかが知れてます。時間は有効に使いましょう。」

マ「お前には言われたくない。成績評価に関する問い合わせとかもっと教えるべきことがあると思うけどなあ。」

小「あれはよっぽど単位を取れた自信があるか、もしくは教授がマークシートを全て埋めるのは不正行為、なーんて言い出したときくらいに使うべきであって一般早大生がお世話になる機会はないですね。」

マ「……まあ門前払いされたけどさあ!」

小「てなわけで、落単なんて気にせずに有意義な大学生活を過ごしましょう。ということでした~! 留年さえしなければなんとかなります! この世界!」

マ「あーあーあー。そういえばお前は大丈夫なの?」

小「そういえば見てませんでした。GPAどれだけ稼げたかなー……。んん?」

マ「あっ(笑)。」

小「……。さて、2軒目はどこにしましょうか。」

マ「こういう大学生にならないようにしようね、早大生のみんな。ちゃんと勉強するんだぞ。」

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