はじめまして。
マイルストーン編集会のふじりんごです。
いきなりですがみなさん、メイドカフェって行ったことありますか?
個人的な予想ですが、行ったことない人が大半なのではないかなと思います。
結論から言うと、メイドカフェはオススメです、1回は行ってみたほうが良いです。
こう言えるのは、私が実際ちょっと前にメイドカフェデビューしてみたら、めちゃくちゃ楽しかったからです!
ずっと「行ってみたいな〜」と思いつつ、最初の一歩をなかなか踏み出せずにいた私でしたが、友人を引き連れてノリと勢いで行ってきました!!
ということで今回は、私のメイドカフェデビューレポートをお届けします。
私と同じようにメイドカフェに行ってみたいけど勇気が出ない人、今後メイドカフェに行く予定で事前にリサーチしておきたい人など、色々な人に読んでもらえたら嬉しいです。
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来たる、メイドカフェデビュー当日。やってきたのは、秋葉原です。
↑JR秋葉原駅。都会って感じがした。
メイドカフェと言ったらやはり秋葉原というイメージがありますね。駅を出たら、さっそくメイドカフェのある方向へと歩いていきます。
……移動中……
↑カフェに向かう途中にあったなんかかっこいいビル。雲が反射している。
しばらく歩くと、お目当てのカフェに到着しました!
今回お邪魔するのは、「あっとほぉーむカフェ」。こちらは、メイドカフェ界の中でもかなりメジャーな、いや、トップに君臨していると言っても過言ではないお店です。システムがしっかりしていて、男性はもちろん女性でも楽しめる、王道メイドカフェです。
↑「あっとほぉーむカフェ」入り口
こちらは、秋葉原本店の入り口です。
大きなリボンカチューシャがモチーフになっていて、とてもかわいいです。
ですが、今回実際に入ったのはこちらの秋葉原本店ではなく、AKIBAカルチャーズZONE店です。こちらは2022年の2月にオープンしたばかりで、あっとほぉーむカフェの中では一番新しい店舗のようです。せっかくなので新しいところに行ってみました。
↑AKIBAカルチャーズZONE
(ウィキメディア・コモンズより引用
あぁ……ビルを目の前にしたら結構緊張してきましたね……。
でも私はもう逃げません。速まる鼓動と高まる期待を感じながら、お店のある5階へと向かっていきます。
5階に着きました!
一気に雰囲気が変わりました。全体的にキラキラしています。ピンクを基調とした内装で、壁にはメイドさんの写真が入った額縁が飾ってあります。もうすでにかわいい……。
(ドキドキしすぎて内装の写真を撮り忘れました)
入り口には、すでに先着のお客さんが数名並んでいました。とても人気なようです。私達もその後ろに並んで、順番を待ちます。
しばらくすると、目の前にメイドさんがやって来て、私達をお屋敷の中に招き入れてくれました。
【メイドカフェ用語解説:お屋敷】
「お屋敷」とは、メイドカフェそのもののこと。
メイドさんがご主人様・お嬢様(つまりはお客さん)にお仕えしているのは、カフェではなく、ご主人様・お嬢様の家=お屋敷の中なのである。
メイドさん「お嬢様のご帰宅です!」
お屋敷内のメイドさん達「お帰りなさいませ、お嬢様〜!」
これが噂の「お帰りなさいませ」……!! 本日、ついに聞くことができました。感激。
【メイドカフェ用語解説:ご帰宅】
「ご帰宅」とは、メイドカフェに行くこと。
我々はカフェに行っているのではなく、メイドさんが待つ自分の家に帰っているだけなのである。
逆に、メイドカフェから帰ることは「お出かけ」と言う。
お屋敷の中にも、とてもかわいい空間が広がっていました。そのあまりのかわいさに、普段あまり発動することのない乙女心のうごめきを感じながら、案内された席へと向かいます。
席に着くとまず最初に、お水……ではなく、地下深くから湧き出る「萌えの泉」から汲み上げたという「萌えウォーター」をいただきました。これを飲むとあら不思議、萌え萌えになってしまうそうです。
さすが、飲み物1杯でも抜かりなく徹底された世界観。思わず感心してしまいます。
実際に飲んでみると、心なしか、普通の水道水よりも美味しく感じました。そして、ちょっと萌えを感じた気が。萌えパワーのおかげかな?
するとここで、
メイドさん「お嬢様がお屋敷を離れている間に、お嬢様協会から1通のお手紙が届いています!」
え、私宛てに手紙? どんな内容でしょう……。
メイドさん「あなたは常日頃からお嬢様として、素敵に日々を過ごされ、他のご主人様・お嬢様の模範であると認定されました!」
なんと……私は模範的なお嬢様になったようです! いや〜、日々頑張ってきて良かった。
模範的なお嬢様となった印に、「お嬢様認定証」というカードが手渡されました。
これで私も今日から、正真正銘のお嬢様です。
↑お嬢様認定証。ご帰宅の回数が増えるとさらに上のカードへとランクアップするらしい。
このカードの裏には、お屋敷内でメイドさんに呼んでほしい名前を書いてもらえるみたいです。
うーん、どうしようかなあ。シンプルに自分の名前でも良いけど、せっかくのメイドカフェだし、萌え萌えなかわいい名前にするか……。
最終的に、私のお屋敷内での名前は「ふじにゃん」(仮名)に決定しました。
「にゃん」や「ぴょん」など動物の擬音語・擬態語を入れるのが、かわいい名前にするポイントみたいです。
お腹も空いたし、お食事を頼んでいきましょう!
いくつかコースメニューが用意されていたのですが、私はその中のフードコースを選択しました。フードとドリンクに、メイドさんとのチェキ撮影がセットになっています。メイドカフェに来たなら、メイドさんとのチェキ撮影は必須ですよね。
私が今回注文したのは、「ぴぴよぴよぴよ♪ひよこさんライス」と「ふりふりしゃかしゃかみっくすじゅーちゅ」です。名前からしてかわいい。
一緒に行った友人は、「メイドがお絵描き♪あいちゅキャラメルラテ」と「わんわんカレーらいちゅ」を注文していました。これまたかわいい。
ちなみに注文する際、自分たちの口でメニュー名を読み上げたのですが、普段の生活で「ぴぴよぴよぴよ」なんて言うことないので、ちょっと気恥ずかしかったです。
そしてこのメイドカフェでは、お食事をする前に、一つやるべきことがあります。
それは、あいこめです。
【メイドカフェ用語解説:あいこめ】
「あいこめ」とは、その名の通り食事と飲み物に愛情を込めること。
メイドカフェの代名詞「萌え萌えきゅ〜ん」を聞くことができる瞬間である。
まずはドリンクからあいこめしていきましょう!
今回私が頼んだ「ふりふりしゃかしゃかみっくすじゅーちゅ」は、最初シェイカーに入った状態で席まで運ばれてきて、メイドさんが掛け声に合わせてふりふりした後にグラスに注いでくれます。「じゅーちゅ」の色は数種類あるようで、何色が出るかはまだわかりません。
メイドさん「私の後に続いて言葉の追いかけっこをお願いします! せ〜の、ふりふり♪」
私『ふりふり♪』
「しゃかしゃか♪」
『しゃかしゃか♪』
「ワクワク♪」
『ワクワク♪』
「ドキドキ♪」
『ドキドキ♪』
(しばらく言葉の追いかけっこ中……)
「美味しくなぁれ♪」
『美味しくなぁれ♪』
「萌え萌え〜♡」
『萌え萌え〜♡』
メイドさん「ありがとうございま〜す! ちなみに、何色だと思いますか?」
私「うーん、ピンク?」
(グラスに「じゅーちゅ」を注ぐと……その色はピンク!)
メイドさん「おお、すご〜い! 萌え萌えピンクで〜す!」
私「わ〜い、当たった〜!」
無事に、ドリンクへのあいこめが完了しました!
……ところでみなさん、お気づきですか?
私さっきまであんなに緊張してたのに、今ではもう完全にメイドカフェを楽しんでます。
メイドカフェのパワーはすごいですね。
気を取り直して、続いてはフードへのあいこめです。
フードでは、先ほどのドリンクとは違うスタイルのあいこめをしました。まず胸の前あたりで、手でハートを作ります。そして「萌え萌え」の部分でハートを左右に揺らし、最後「きゅ〜ん」の部分で、フードに愛情を込めるイメージで思い切りハートを近づけるのです。
メイドさん「いきますよ、せ〜の」
メイドさん・私「萌え萌えきゅ〜ん!」
メイドさん「はい、これでもっと美味しくなりました〜! 萌えと愛情が逃げないうちにお召し上がりください!」
なんかすごい盛り上がって楽しかったです。
あいこめが完了した後のお食事の写真がこちらです。
↑左:ふりふりしゃかしゃかみっくすじゅーちゅ 右:ぴぴよぴよぴよ♪ひよこさんライス
「ふじにゃん」という名前にちなんで、ネコを描いてもらいました。
↑左:わんわんカレーらいちゅ 右:メイドがお絵描き♪あいちゅキャラメルラテ
こちらを見つめるワンちゃんがかわいい。
↑ドリンク。キャラメルラテにもネコのお絵描きをしてもらいました。
それでは、いざ実食。
……美味しい!! めちゃくちゃ美味しいです。これは良い意味で期待を裏切られました。
と言うのも、私は大変失礼ながら、
「メイドカフェは、メイドさんとコミュニケーションをとるのがメインの場所だから、食事の味自体にはそこまで期待しない方が良いんだろうな」
とか思ってたんですよ。
ですが違いました。普通に美味しいです。
この度は疑ってしまって誠に申し訳ございませんでした(土下座)。
「ふりふりしゃかしゃかみっくすじゅーちゅ」は、今回ソーダベースでお願いしたのですが、とても爽やかな風味でした。こちらはミルクベースもあるので、今度はそっちも飲んでみたいなと思います。
「ぴぴよぴよぴよ♪ひよこさんライス」は卵がトロトロしていて、しっとりずっしりとしたケチャップライスとの相性が抜群でした。ナゲットやポテトサラダがちょこちょこと添えられているのも嬉しかったです!
お食事も終わりかけの頃、マイクを通してお屋敷内にメイドさんの声が響き渡ります。
メイドさん「記念撮影でお待ちのふじにゃんお嬢様〜!」
あ、そうだ、チェキ撮影するんだった! いそいそとメイドさんの元へ向かいます。
ポーズどうしようかな、と迷ったんですが、ここはやはり王道のハートポーズですね。
メイドさんと一緒にハートを作りました。右手で持っているのは、お嬢様認定証です。チェキには最後、メイドさんがかわいい落書きをしてくれました。
あぁ、なんか幸せ。
↑撮影したチェキ。家宝が誕生しました。
あっという間に、お出かけのお時間です。
なんか名残惜しい……。でも、また来れば良い。というか、ここ私の家なんだから普通に帰ってくれば良いんじゃん! と謎の納得。
最後、お屋敷を出る私達を、メイドさん達が手を振りながら見送ってくれました。
私はそれに、お屋敷で過ごした楽しさとお出かけする寂しさを感じながら、元気良く手を振り返します。
——すぐ会いに来るからね……いやここ私の家か……すぐ帰るからね…… ——
何かのドキュメンタリー番組かと錯覚するような、感動的なお別れのシーンです。
何とも言えない複雑な感情を胸に、私はお屋敷を後にしたのでした。
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長々と書き連ねてしまいましたが、結論として私が言いたいのは「メイドカフェは良いよ!」ということです。
これは完全に沼ですね。ハマりすぎないように気をつけます。
「メイドカフェ行ってみたいけど勇気が出ない」という方、いますか? そんなあなたには、私が喜んでお供してあげましょう(多分)。
ちなみに今度、まだメイドカフェに行ったことがない友人を連れて、再び「ご帰宅」する予定です。メイドカフェの魅力を感じてもらい、積極的に沼に引きずり込んでいこうと思います。
改めて、今回はこんな長いレポートを最後まで読んでいただきありがとうございました。
メイドカフェ、みなさんも興味があったらぜひ行ってみてくださいね!
それでは最後に、せ〜の、
「萌え萌えきゅ〜ん!」