マイルストーン―――早稲田でこの名を知らない人はおそらくいないでしょう。 私たち早稲田大学マイルストーン編集会は1978年の創設以後、数多くの雑誌を世に送り出してきた出版サークルです。

早大生からのアンケートをもとにした講義情報を中心に、大学生活に必要な様々なコンテンツを載せた総合情報誌「Milestone Express」は、もはや早大生のバイブル。 もともとは文芸誌「MILESTONE」を発行する小さなミニコミサークルとして出発した当会も、現在では年間5種類の雑誌を計8万部以上発行する日本最大規模の学生出版サークルに成長しました。



 

History


1978-88 草創期


草創期のマイルストーンには後に出版業界で活躍する多くの著名人が在籍し、その骨子を作っていきました。

1978 教育学部社会教育専修(現:生涯教育専修)のメンバーを中心としてマイルストーン編集会が創設され、文芸誌「MILESTONE」通巻1号が発行。


当時の早稲田大学はミニコミブームが吹き荒れていました。マイルストーンもこの波に乗ってスタートしたため、文芸誌の発行がメインでした。当初は企業からの広告費をもらっていなかったため、サークル員がお金を出し合って自費出版していました。
 

1981 サークル情報誌「Milestone Express」創刊。


早稲田には当時数多くのサークル(その数なんと5000以上!)があり、新入生はどのサークルに入ろうか本当に迷っていました。その迷いを解消すべく、マイルストーンは大学にいくつサークルがあるのか調べそれを記事にして売り出すことにします。当時は現在のようにコマに情報が書かれているのではなく、あくまで“サークルを特集しよう”というコンセプトにもとづいて特集記事を組んでいました。文芸誌「MILESTONE」に対して『追加の(Extra)出版物(Press)』という意味を込め、「Milestone Express」と名付けられました。現在は講義情報がメインですが、当初はサークル情報がメインだったのです。
 


 

1989-96 繁栄と衰退



この時期になると草創期のメンバーはほぼ姿を消し、新しい世代がマイルを背負って立つようになります。1989年ごろにはメンバー数が100人を超え、マスコミ業界を志すメンバーが新しい風を吹き込んでいました。しかし1990年ごろから当時のメンバーのやる気が低下しはじめ、ついに創設15年で入会者数0人という事態が起こりました。これはいかん!と奮起したメンバーたちにより活動は続けられ、そのなかで再び改革も始まっていきます。
 

1995 フリーマガジン「MILESTONE FREEPAPER」の誕生。ウェブサイト「Milestone INTERNET Express」がオープン。

時代は移り、この頃には「MILESTONE」の制作は行われなくなりました。しかし年1回のExpress制作だけでは飽き足りないメンバーたちにより、現在の「MiX」の前身にあたるフリーマガジン「MILESTONE FREEPAPER」が発行されました。Expressの練習の意味も込めて世に出されましたが、そのスタンスは今日の「MiX」に通ずるものがあります。また、この時期普及し始めたインターネットに目をつけ、HPが開設されます。1998年から「e-mile」という名前に変わりましたが、当時はマイルに登録した各サークルが自由に使えるBBSを設置していました。
 


 

1997-2012 現在の礎の形成



この時期からマイルストーンは講義情報誌制作サークルとして学内外を問わず知られるようになり、新しい雑誌の発行とともに現在のような大規模サークルへ転換する大きな分岐点に差し掛かろうとしていました。
 

1996 「Milestone Express 96」が全国で初めて学生アンケートによる授業評価を盛り込んだ講義情報を掲載。

現在は全国に数多く存在する学生による授業評価ですが、これはマイルストーンが全国史上初めて行ったもので、その後各大学の講義情報のパイオニアとなりました。以後マイルストーンはサークル情報誌から講義情報誌を作るサークルへと変貌を遂げ、これをきっかけに発行部数も爆発的に伸びていきます。マイルストーン=講義情報という認識が浸透し始めたのもこの頃です。
 

1998 「MiX」創刊と通常号「MILESTONE」の復活。

「MiX」(Milestone information Xpress)は前身の「MILESTONE FREEPAPER」の流れを引き継ぎ、新しい形のフリーマガジンとして発行されました。その後MiXはマイルを代表するフリーペーパーにまで成長し、現在年4回計8000部を発行する大学内でも有数のフリーマガジンとして名を馳せるようになります。またこの時期、数年間発行が休止されていた通常号「MILESTONE」が復活し、マイルストーン編集会唯一の文芸誌として秋の早稲田祭で売り出されるようになります。
 

1999 「Milestone OpenCampus Edition」の前身、「MiX増刊号入試特集号」を発行。

「Milestone OpenCampus Edition」(通称:OC号)は、早大受験生のための総合情報誌として、オープンキャンパスを訪れる全国の受験生に向けたフリーペーパーとして発行されます。現在では12000部を配布し、早稲田とはいったいどういうものなのかという現役早大生の“生”の声を受験生に届けています。また、入会したばかりの1年生のみで作る雑誌でもあり、サークル員が初めて出版に向き合う大切な雑誌でもあります。
 

2011 「Milestone WasedaFestival Edition」の誕生。

OC号に代わり誕生した「Milestone WasedaFestival Edition」(通称:WF号)は、当会のフリーペーパーでは最大規模を誇る情報誌です。早稲田祭にて配布される本誌はOC号から引き続き新入生の初制作誌であり、当会員にとっても思い入れの深い雑誌となっています。
 


 

2013- 新たな時代への挑戦



2016 「e-mile」リニューアル。

2002年から運営され続けてきたe-mileは、スマートフォンやタブレットなどの普及とそれに伴う新たなニーズに対応するためリニューアルを行いました。新たなコンテンツの充実に励み、早大生の更なる身近な存在となれるよう努力を続けています。

マイルストーン編集会は全雑誌発行部数8万部と全国最大規模の出版サークルに成長しました。
その筆頭雑誌である「Milestone Express」は年々情報量を増し、早稲田大学に与える影響力はひときわ大きいものとなっています。

そのため私たちマイルストーン編集会は常に自分たちの制作に責任を持ち、そして誇りを胸に日々活動にあたっています。